Situated・Locatedの違いを10秒で解説
まずは結論から、
「Situated」は位置だけでなく環境や文脈も暗示することが多いのに対して、「Located」は主に物理的な位置に焦点を当てた用語です。
Situated: この単語は場所だけでなく、文脈や周囲の環境にも含まれていることをしばしば暗示します。何かが「どのような状況や環境にあるのか」も考慮に入れる場合に使われます。
- 例文: "The house is situated on top of a hill, offering a panoramic view of the city."
- 翻訳: その家は丘の上に位置しており、市内全体の全景を楽しむことができます。
Located: この単語はより直訳的で、単純に物理的な位置を指します。周囲の環境や文脈は必ずしも考慮に入れられないことが多いです。
- 例文: "The library is located next to the school."
- 翻訳: 図書館は学校の隣にあります。
Luxury・Opulence・Sumptuousness・Eleganceの違いを10秒で解説
まずは結論から、
「Luxury」は高品質と快適さ、「Opulence」は過度の豪華さと財富、「Sumptuousness」は感覚的な豪華さ、そして「Elegance」は洗練された優雅さをそれぞれ指します。
Luxury (豪華, 贅沢): 「Luxury」は高価で、非常に快適なものまたは環境を指します。普通のものより高品質、あるいは特別な何かが追加されています。
- 例文: "She stayed in a luxury hotel overlooking the ocean."
- 翻訳: 彼女は海を一望できる豪華なホテルに滞在した。
Opulence (富裕, 豪華): 「Opulence」は非常に豊かで贅沢な状態や特性を意味します。しばしば財富に関連する単語で、多くの場合において「過度」に豪華であるとも言えます。
- 例文: "The opulence of the palace was evident in its gold fixtures and marble floors."
- 翻訳: 宮殿の富裕さは、その金の装置と大理石の床で明らかだった。
Sumptuousness (豪華, 贅沢): 「Sumptuousness」もまた贅沢や豪華を意味するが、より感覚的な体験や美しいビジュアルに焦点を当てています。
- 例文: "The sumptuousness of the meal was highlighted by the exquisite wine and elaborate desserts."
- 翻訳: その食事の豪華さは、精緻なワインと凝ったデザートによって強調された。
Elegance (優雅, 高貴): 「Elegance」は単に高価または贅沢であるだけでなく、洗練された美しさや優雅さを持つものを指します。シンプルでありながら高品質な美しさがあります。
- 例文: "The elegance of the room was evident in its tasteful decor and understated color palette."
- 翻訳: その部屋の優雅さは、洗練された装飾と控えめなカラーパレットで明らかだった。
抵抗減衰器(アッテネータ)とは?T型、π型について解説
抵抗減衰器(アッテネータ)
入力信号を減衰して出力する回路のことをいいます。
測定機器が扱えないほどの高い電圧出力を減衰させる等の使い道があります。
アッテネータにはいくつか種類があり、今回はT型アッテネータ、π型アッテネータについて整理します。
T型アッテネータ
T型アッテネータは下図のような構造を持ちます。
ここで、信号の減衰率nは以下のように表されます。
π型アッテネータ
π型アッテネータは下図のような構造を持ちます。
ここで、信号の減衰率nは以下のように表されます。
T型との使い分けについて、100MHz以上の周波数を持つ回路には、このπ型アッテネータが利用されることが多いようです。
最後に
今回紹介したT型アッテネータ、π型アッテネータ以外にも、
ダイヤルやスイッチで減衰量を調整できるステップアッテネータや、
L型やH型といった構造を持つアッテネータもあります。
またどこかのタイミングで記事にしたいと思います。
共振状態の回路の特性
共振状態の直列回路と並列回路の電流・電圧・インピーダンスの特性について整理します。
共振直列回路
下図に示す共振直列回路において、交流電圧V=100[V]、抵抗R=10[Ω]、コンデンサXL=5[Ω]、コイルXC=5[Ω]とした場合の電圧降下はこのようになります。
ここで、電源電圧が100[V]であるにも関わらず、抵抗で降下する電圧が100[V]、コンデンサで降下する電圧が50[V]、コイルで降下する電圧が50[V]となっています。
そのため、電源電圧は100+50+50=200[V]無いとダメなのでは?と思った方がいらっしゃるかもしれません
実は、コンデンサで発生する50[V]とコイルで発生する50[V]が逆位相で打ち消しあうため、回路全体で見る実質的な電圧降下は100[V]となります。
今回はこちらについて整理していきます。
共振回路とは?
そもそも共振回路とは、回路のリアクタンスが零となる回路のことです。
リアクタンスについては下記を参照してください。 robotech.hatenablog.jp
例えば、上で示した回路の場合、交流電圧が下式を満たす周波数f0であるときに共振回路となります。
ここで、Lはコイルのインダクタンス、Cはコンデンサの静電容量を表します。
インダクタンス
コイルには、そこに流れる電流が多くなると抵抗が大きくなり(電流を小さくしようとする)、少なくなると抵抗が小さくなる(電流を大きくしようとする)特性があります。
インダクタンスとは、この電圧の時間変化に対してどれだけ敏感に誘導起電力(変化と逆向きに発生する電力)が発生するかを表します。 式で表すと以下のようになります。
静電容量
静電容量とは、コンデンサ内にどの程度の電荷を蓄えられるかを示します。
コンデンサには、そこに流れる電流が多くなると抵抗が大きくなり(電流を小さくしようとする)、少なくなると抵抗が小さくなる(電流を大きくしようとする)特性があります。
これだけ聞くと、コイルと全く同じに聞こえますよね。
しかし、コイルとは抵抗の発生タイミングが異なります。
コイルは電流の流れ始めには全く抵抗が無いのに対し、コンデンサは電流の流れ始めに最も大きな抵抗が発生します。
さらに、コイルとコンデンサの抵抗は逆位相となっており、打ち消しあうという性質を持ちます。
共振並列回路
最後に、共振並列回路についても見てみましょう。 電流値が回路全体で同じであった直列回路に対し、並列回路は各分岐点の電圧が同じになります。 ここで、角分岐路に流れ込む電流の和が10[A]+20[A]+20[A]で、回路全体に流れる10[A]と一致しないことがわかります。 これも、先ほどの共振直列回路と同様にコイルとコンデンサが逆位相で打ち消しあうため、このようになります。
まとめ
交流回路の計算で、各素子の電圧・電流の和が一致しない謎について、整理しました。
直列回路では、電流は回路全体を通して同じになり、電圧の値の合計はコイル/コンデンサの逆位相を加味すれば電源電圧と一致します。
並列回路では、電圧は分岐点の始点と終点で同じになり、電流の値の合計は、コイル/コンデンサの逆位相を加味すれば全体の電流と一致します。
インピーダンス、リアクタンス、アドミタンス、コンダクタンス、サセプタンスって何?
混同しがちなこれらについてざっくり解説します。
インピーダンスとは?
インピーダンス:Ż[Ω]
交流回路における電流の流れにくさのことで、抵抗RとリアクタンスXによって表されます。
リアクタンス:X[Ω]
コイルやコンデンサが持ち、インピーダンスのうち電力を消費しない虚部を構成します。
コイルによるリアクタンスを誘導性リアクタンス、
コンデンサによるリアクタンスを容量性リアクタンスといいます。
ちなみに、このリアクタンスにかかる電力を無効電力といいます。
この無効電力は発電所から送られた電力のうち仕事をせずそのまま帰ってしまうものを指し、送電コストのみがかかってしまいます。
送り返された電力に対して電気料金は発生しないため、電力会社は有効電力(上記式の実部)を増やしてもらう工夫をしているようですね。
(具体的には、電力の受け取り側で有効電力の比率を増やす設備を持つ場合に電気料金を下げる等が挙げられます。)
アドミタンスとは?
アドミタンス:Ẏ[S]
回路における電流の流れやすさのことで、コンダクタンスGとサセプタンスBによって表されます。
また、単位はS(ジーメンス)で電気伝導率を表します。
コンダクタンス:G[S]
抵抗(レジスタンス)Rの逆数で、アドミタンスの実部に対する電流の流れやすさを表します。
サセプタンス:B[S]
リアクタンスXの逆数で、アドミタンスの虚部に対する電流の流れやすさを表します。
最後に
回路の勉強をするときに、いつもこのあたりの用語が分からなくなるのですが、 ざっくりまとめているサイトが無かったため、備忘録として記事にしました。 お役に立てば幸いです。